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このハンドブックは、警察機関による犯罪発生直後の被害者 ニーズの正確な把握と対応を目的に作成され、特に警察関係 者と被害者が最初に接触した時に生じる課題について触れています。事件発生直後の警察による対応は、被害者が直後の危機にいかに対処し、犯罪から立ち直っていくかを大きく左右します。また、その後の捜査と検察への被害者の協力にも影響を及ぼします。さらに、警察との係わりが肯定的な経験であった場合、被害者は後の事件でも警察に通報する可能性が高くなります。つまり、適切な犯罪発生直後の対応策は、法執行の有効性を高めるためにも非常に重要といえましょう。 犯罪と犯罪現場の状況により、最初に駆けつけた警察官の被害者と被害者のニーズへの対応も異なってきます。犯罪とその現場は様々で、警察関係者は状況に応じてどの職務履行を最優先するか判断しなければなりません。例えば犯罪が進行中であったり、犯罪の証拠収集が一刻を争う場合は、すぐに被害者に対応することができないこともあります。最優先事項に対処した後で、警察関係者は被害者とそのニーズに応えるべく努力します。ここで被害者への対応と法執行業務の説明、さらには被害者と共に事件に取組む姿勢が非常に重要になります。 このハンドブックだけでは最初に対応する警察官と被害者との係わり合いに影響を及ぼす全要因をカバーすることは不可能です。ここでは、文化的背景、知的水準、経済状態、法執行に対する考え方等の犯罪被害の類型および被害者の特徴には触れていません。被害者の抱える問題やニーズが警察と被害者の犯罪発生直後の経験に及ぼす影響については、警察学校や講習会で学ぶ機会が提供されています。 このハンドブックでは、1)高齢の被害者、2)性犯罪の被害者、3)子供の被害者、4)ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者、5)飲酒運転の被害者、6)殺人被害者の遺族への対応のガイドラインを述べています。警察関係者がこのハンドブックを再学習の機会とし、被害者への見解、意識と思いやりを思い出していただけたら幸いです。また、このハンドブックは研修、点呼、または再認定プログラムのような場において再学習を行うのに最適です。巻末には全米の被害者支援団体のホットラインやフリーダイヤル一覧を掲載しています。被害者が犯罪から立ち直るための支援の一環としてご活用ください。被害者の一層の便宜を図るため、法執行機関との電話連絡を担当するディスパッチャーの手許にもこのハンドブックをご配布ください。この連絡先は、法執行機関と被害者両者にとり大変有益なものと信じます。被害者対応マニュアルをお持ちでない法執行機関がありましたら、是非このハンドブックを対策のモデルとしてお役立てください。 このハンドブックが強調していることは、どの被害者にも誠意と尊敬と公正を持って接さねばならないということです。被害者と法執行機関が協力して事件に取組むことにより、刑事司法システムはより一層有効に機能することになりましょう。 犯罪被害者局(OVC)局長
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